社長一日一言 

 2014年 5月 6日(火)  晴れ
 連休最終日。長い連休もあっという間。4日間ともいつも通りの生活。朝5時に会社に行き、夕方5時まで・・・・そのかわり日中は好きな本を読破。司馬遼太郎氏の本を再読。

 弟子たちが「私たちはお釈迦様がなくなったら、この先どう生きていったらいいんですか」という嘆きに対して、「自灯明(じとうみょう)、法灯明(ほうとうみょう)」と言いました。自分を頼りにしなさいということです。そして自分がぐらつきそうになった時は、絶対不変の真理を頼ればいいと。・・・・・お釈迦様

 今の世の中はどこか国に頼ろうとか親に頼ろうとか、自立心に欠ける人が増えているように感じるのは自分だけ?
 2014年 5月 5日(月)  小雨
 今年は、花の咲く時期が例年より早く、今の時期色々な花が見ごろ。

「ノーベル賞を取るための五か条」・・・・・江崎玲於奈(物理学者)
 一、いままでの行きがかりにとらわれない
 二、教えはいくら受けてもいいが、大先生にのめりこまない
 三、無用なガラクタ情報に惑わされない
 四、創造力を発揮して自分の主張を貫くには闘うことを避けてはならない
 五、子供のような飽くなき好奇心と初々しい感性を失ってはいけない
 2014年 5月 3日(土)  晴れ 
 今日から我が社も4連休。本年度は何の予定もなく、事務所で好きな音楽を聴きながら、読書・仕事?

 常緑樹は芽吹きが遅いが、特に楠の芽は、庭樹の中で一番遅れて芽を吹く。然るにその芽はもっとも新鮮である。これについて思うことは、逆境に置かれながら、そこに人生の意義を見出していく人、そしてかかる境地に立って教育していく人は貴い。これ実に宇宙の理にかなうものと言ってよい。・・・・・森信三(哲学者)

樹木管理
   2014年  5月   新緑が美しいこの時期、大切な庭木の新芽を食べる毛虫が多く発生する時期でもあります。早期に、こまめに薬剤を散布する事で害虫を駆除できます。
 使用する薬剤は、市販の代表的なものでは、トレポン等ありますが、何れも希釈倍率をきちんと守ってください。薬剤散布の鉄則は、「薄目を何度も」です。濃い液をかけると害虫の耐性を強めてしまい、薬が効かなくなります。また、同じ薬剤を使用し続けるのも同じことです。定期的に薬剤の種類を変えましょう。

出来事
2013年    今年の漢字には『輪』が選ばれる。家族の輪。社員との輪。地域との輪。仕事の輪・・・・・そして自己の輪。
2012年  この年の漢字には、『金』が択ばれる。ロンドンオリンピックでの日本人選手の金メダル。金環日食等の出来事があったが、自分自身には、金メダルを与えることができず。
2011年   今年の漢字には、『絆』が択ばれる。3月11日の東北地方における大災害、タイの大洪水等、自然災害に対しては、人としての絆の大切さを再認識。
2010年   今年の漢字には、『暑』が択ばれる。記録的な猛暑により、自然界でも餌不足になった動物が餌を求めて人里に・・・・・
2009年  この年の世相を象徴する「今年の漢字」には、『新』が択ばれる。新政権誕生・新制度発足等、閉塞感のある現代に対し、新たなる年に期待をこめてとのことである。新という字は、立ち木を伐ることを現わす漢字であるが、新たなるモノを生み出すには、まずいらないものを取り除くことが・・・・・・・
2008年  この年の世相を象徴する「今年の漢字」には、『変』が択ばれる。皆、現状(社会・政治・経済・家庭等)に満足をしている人は殆どいなく、変化を望んでいるのだが、自ら行動を起こさないことに問題が?
2007年  この年の世相を象徴する「今年の漢字」には、『偽』が択ばれる。「人」が「為す」事は、全て偽に通ずるので、人は為すことに対し、責任を持つことと捉えねばなりません。
2006年  この年の世相を象徴する「今年の漢字」には、『命』が択ばれる。命を粗末にした事件が本当に色々と起こった年でありました。命の大切さを教えるのは、親以外にありません。
2005年  この年の一大ニュースは、衆議院選で自民党が圧勝し郵政民営化が加速する。また、福知山線の脱線事故が起こる。この年の世相を象徴する「今年の漢字」には、『愛』が択ばれる。
2004年  この年は、新潟県中越地震が起こる。又、名門企業の虚偽・不正・隠蔽事件が発生。この年の世相を象徴する「今年の漢字」には、『災』が択ばれる。

2013年度 抜粋

 2013年11月 4日(月) 雨 
 ほとんどの人は頑張っていると思うが、自分の日常に埋没している。社会から恩恵を受けていることを忘れず、社会のために行動しなければだめだ。世の中に役立つことをすれば、自分もいい世界の中に住める。・・・・・田中良和(グリー社長) 
 2013年 9月14日(土) 晴れ 
 砂時計の詩・・・・・ 一トンの砂が、時を刻む砂時計があるそうです。 その砂が、音もなく巨大な容器に積もっていくさまを見ていると 時は過ぎ去るものではなく 心のうちに からだのうちに積りゆくものと、いうことを、実感させられるそうです。 時は過ぎ去るものではなく 心のうちに からだのうちに積りゆくもの【だからこそこの一瞬一瞬を大切に、一日一日を大切に、いい刻を自分の心や体の中に積もらせていくことが大事で、それがやがて豊かな心やいい人生を紡いでいってくれる。】 
 2013年 8月26日(月) 晴れ  
 『何かのために』は聞こえは良い。でも時に思いあがっているようにも思える。人間関係にも言えることだが、誰かの『ために』やろうとすると厄介な問題になることがある。しかし、誰かを『思い』何かをすることには、見返りを求めることもなく、そこに愛情が存在しているから不幸な結果になることが少ないように思う。・・・・・イチロー 
 2013年 8月14日(水) 猛暑 
 顔つきは、隠された意識の働きよりさらに一層深いものも表わしている。この顔つきという開かれた本の中には、その個人の悪徳、美徳、知性、愚かさ、感情や非常に注意深く隠されている習慣ばかりでなく、その人の体の構造や、おちいりやすい肉体と精神の病気についても述べられている。各人は顔に、自分の肉体と精神の説明書をぶら下げているのである。・・・・・アレキシス・カレル(ノーベル生理学・医学賞受賞) 
 2013年 7月29日(月) 雨  
 人間の目は前についているだろう。後にはついていない。だから前しか見えない。横はたかだか180度、後は見えないようになっている。だから人は過去のことは思わなくてもいいんだよ。前、先を見つめて生きていかなければいけない。後は、人がみてくれるよ。・・・・・常岡一郎 
 2013年 7月20日(土) くもり 
 人間は生きているというだけで誰かの恩恵をこうむっている。他人の造った家に住み、他人の作った米麦を食べ、他人の織った着物を着る、日々の生活に欠かせないあらゆる必要な品々が、すべて見も知らぬ他人の丹精によって出来たものだ。ひとから物を借りれば、いつかは礼を付けて返さなければならない。返せない借物なら、それに代わるだけの事をするのが人間の義理である。世の中に生きて、眼に見えない多くの人たちの恩恵を受けるからには、自分も世の中に対してなにかを返さなければならないだろう。・・・・・山本周五郎
 2013年 6月28日(金) 晴れ 
 無い中から子に飴を求めてやることはやさしい、自分の口を詰めても遣れるものです。そうしてよろこぶ子の顔を見ることが、母親というもののなによりの満足です、けれども手にある飴を『遣らずにおく』ということはむずかしいのですよ、母親は誰しも心に飴を持っています、そして絶えず、それを遣って子の喜ぶ顔を見たい、という欲望に駆られるものです。・・・・・山本周五郎(好きな歴史小説家 
 2013年 5月18日(土) 晴れ  
 自然はわれわれに二つの耳、二つの目を与えたが、舌は一つだけである。これはわれわれに、多くを聞き、見てもよいが、口数を少なくしろという意味である。・・・・・メアリー・タトルウェル(イギリス・女性作家) 
 2013年 5月 5日(日) 晴れ 
 結局、自分自身って一つの商品みたいなものだと思うんですよ。そのために自分自身で自分をマーケティングして、ブランドづくりをしていかないといけない。これはどんな職業の人もそうでしょう。・・・・・ 竹内健(フラッシュメモリー開発者の一員) 
 2013年 3月24日(日) 晴れ  
 「すみません」。すみませんとは、「謝る」という意味より前に、「すんでいない」ということなんです。決済をしていない、未済だということです。私たちは自分一人で生きていられるんじゃなく、大勢の人の力を借りて生きさせていただいている。その恩返しがまだすんでいません、という深い反省の言葉なんです。それを自分に言い聞かせる意味で「すみません」。・・・・・・松原泰道(龍源寺前住職) 
 2013年 1月29日(火)  くもり  
 田という字の周囲の四角は境界線、その間に十が入っておりますが、これは道路です。ある一区画の土地に道をつける。そこで初めてあぜ道ができ、耕作する事もできる。そこで男という文字は、そういう未開墾の荒無地(こうぶち)に先ず道をつけて、これを開墾するという、開拓の努力をする野の男というわけです。・・・・・安岡正篤 
 2013年 1月 8日(火)  くもり   
 あなたがある人から1万円を借りたとしましょう。『明日返しますから』と約束していたのに、うっかりして返すことを忘れてしまいました。『ごめんなさい、明日には必ずもってきますから』と言えば、その人はきっと許してくれることでしょう。でも、天の裁きというのは、自分の言った言葉を守らなかった時点で下っているのですよ。仕事も同じです。自分が今日はこうしよう、と思って決めたことをきちんと果たしているかどうか。だれかが見ているからやるのではなく、自分と交わした約束を守っているかどうか。それが仕事の基本的な心構えなのですよ。・・・・・ 上妻由紀子(精神科医)
2013年 1月 7日(月)  くもり 
 「いってらっしゃい」という言葉には、無事に帰ってきてほしいという祈りが、「お帰りなさい」には、無事に帰ってきてくれてありがとうという感謝が込められています。 ・・・・・吉元由美(作詞家・作家) 

2012年度 抜粋

 2012年11月25日(日)  晴れ
 私は人と付き合って騙されたことがない。なぜなら本物としか付き合わないから。本物とは「そのうちに」とは言わない人。日本人の「そのうちに」は「やらない」という意味です。・・・・・宮脇昭(横浜国立大学名誉教授)
 2012年11月14日(水)  雨  
 人は皆、偶然に生きているのではなく、生かされる理由があると思う。しかし、その理由は誰かが与えてくれるものではない。人生に人生の意味を問うのではなく、人生のほうが俺たちに生きる意味を問うているんだ。生きるとは、その理由を見つける責任がある。・・・・・アーサー・ホーランド(牧師)
 2012年10月 30日(火)  くもり時々雨  
 迷ったときは、前に出ろ!安全な仕事などありはしない、あるのはチャンスだけ。このことを痛感しています。・・・・・氏家純一(野村ホールディングス会長) 
 2012年10月 1日(月)  くもり 
 自由とは、欲するままに行動することではないのだと。自由とは「自らを由(よし)とすること」。自らを拠りどころにし、他人に責任を転嫁しないこと。つまりすべて自己責任で生きることが、本当の「自由」なのです。・・・・・北山邦子(カリスマモチベータ─)
 2012年 9月15日(土)  晴れ  
 親孝行というのは、序列に対する畏敬(いけい)の念の表明であり、受けた恩への感謝ですよね。受けたものにきちんとお返しのできる人は絶対、機を掴むことができる。機を掴むとは運を掴むことでもありますから、親孝行を徹底すれば、よりよい人生や仕事にもつながっていくと思うのです。・・・・・杉本八郎(京都大学教授)
 2012年 9月13日(木)  晴れ  
 社会人として繋がりの広い人間関係のなかで生きていくためには、自分を社会に演出する努力に専念すべきである。宴会(パーティー)などでスピーチを指名されたときだけ、自分が注目されるのだと考える人は根本的に間違っている。誰も彼もがひとしなみに、自分の名前だけちょっと知っている程度の人から、ちょいちょいと見張られ観察されているのだ。他人は見ている。相手は値踏みしている。世間は比較検討している。人と会うこと、人のなかに交わること、それ自体が人生のオーディションである。・・・・・谷沢永一(関西大学名誉教授) 
 2012年 8月18日(土) 晴れ   
 儲けるという字は、半分に割ったら信という字と者という字になりますね。つまりこれは信じる者同士は儲かるということです。一番にやらなければいけないのは信じ合える関係をつくること。それができれば、金はあとからついてきます。・・・・・坪井靖(ダイキン) 
 2012年 8月14日(火) 晴れ 
 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とはまさにその通りで、分からないことを質問するのは決して恥ずかしいことではなく、自分に未知の分野があったと知るチャンスなのです。・・・・・桜井正光(リコー会長) 
 2012年 7月 8日(日)  雲  
 私がエベレストを登頂できずに下山して帰ってくると、周りからは「失敗した」って言われるんです。成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗とは「何もしないこと」です。私は山登りを通して、挑戦し続けていく先に必ず登頂や成功があるのだと確信しています。・・・・・栗城史多(登山家) 
 2012年 6月 4日(月) 晴れ 
 『朝』という字は「十月十日(とつきとうか)」と読めます。十月十日は人間が生まれるまでにかかる日数です。だから、人間は毎朝新しい命をもらって生まれているんだと。そして夜眠りにつく。そのまま目覚めないかもしれないところ、翌朝また新しい一日をもらう。明日があると思わず、今日この一日を大事に過ごそうと思ったら、いつの間にか継続できます。・・・・・越智直正(タピオ会長) 
 2012年 5月26日(土)  晴れ 
 高い塔を建ててみなければ、新しい水平線は見えない。「未来」とは「未だ来ない」と書きます。未来は見えないわけです。その水平線の向こうの、見えないものを自分たちの手で見ようとする活動が未来をつくるのです。・・・・・川口淳一郎(宇宙航空研究開発機構「はやぶさ」プロジェクトマネージャ
  2012年 1月 1日(日)  くもり 
  「鳴かぬなら」の第一句に、天下取りを果たした戦国時代の三人の武将が三様の第二句をつけた有名な「ほととぎす」の句がある。
 信長は「殺してしまえ」といった。
 秀吉は「鳴かせてみよう」といった。
 家康は「鳴くまで待とう」といった。
 もちろん史実ではない。だが、三者三様の個性、やり方、歴史的役割などをあますところなく表現して見事である。以前、ある人が八百人ほどの経営者にこの「ほととぎす」の句を示し、「あなたはどのタイプか」と質問した。ほとんどの経営者がそれぞれ信長、秀吉、家康になぞらえて、「自分は何々型である」と回答した。その中でたった二人だけ、自分はどのタイプでもない、と答えた経営者がいた。
「では、あなたならどう詠むか」とさらに質問すると、一人はこう答えた。「鳴かぬならそれもまたよしほととぎす」もう一人はこう答えた。「私は俳人ではないのでうまく詠むことはできないが、その三つのタイプには入らない」前者が松下幸之助氏であり、後者が本田宗一郎氏である。人間は選択肢を与えられると、その枠の中に閉じこもってものごとを考えてしまいがちである。与えられた枠、既成概念を踏み越えて発想を飛翔させることが難しい

2010・2011年度抜粋

 2011年 12月31日(土)  くもり時々雪 
 二宮尊徳が「遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す」と説いておりますが、いまは近くをはかって貧しているわけです。遠くのことを示すということは、ものすごく大きな責任を負うわけで、そこにリーダーの器量というものが問われます。・・・・・ 鍵山秀三郎(イエローハット創業者) 
 2011年 2月21日(月)  晴れ 
 商売は全部、愛の行為です。お客様にいかに喜んでもらうか。これが愛です。与えた愛よりも少ないお代をいただいて、その分だけ相手に喜んでもらう。それが好循環を起こした時に経済は発展するわけです。・・・・・竹田和平(竹田製菓会長) 
 2010年10月 4日(月)  雨  
  恩送り・・・・・恩返しなんて到底できないんだよ、恩送りするといいよ。恩返しはその人に対して返すものですが、もらったものを他の人に送り伝えていくことが恩送りなんです。・・・・・中村思風(哲学者)
 2010年 9月21日(火)  くもり
 環境が人を作るということに捉(とら)われてしまえば、人間は単なる物、単なる機械になってしまう。/人は環境を作るからして、そこに人間の人間たる所以(ゆえん)がある、自由がある。即ち主体性、創造性がある。だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。人間が出来ないと環境に支配される。・・・・・安岡正篤
 2010年 9月16日(木)  雨のちくもり
 たぶん人間って、昨日と今日と同じ仕事の仕方をするんだと思うんです。いままでうまくいっていたからと考えていつの間にかパターンをつくる。そのうちに何も考えなくなってしまうんです。・・・・・岸良裕司(ゴールドラット・コンサルティング ディレクター 日本代表)
 2010年 8月23日(月)  晴れ
 社長業は365日無休のスーパー・・・・・金川千尋(信越化学社長) 
 2010年 8月22日(日)  晴れ
 まことの人は、くだくだしく物を考え、迷う前に、先ず、動き出すものじゃという。大事の一瞬。電光のごとく頭にひらめいたままを、たちまちに、わが行動へ移すことこそ、まことの男子じゃ。こうしたらうまくゆこうとか、ああしたら利を得ようとか、くよくよと思い迷うは武士のなすところではない。・・・・・池波正太郎『堀部安兵衛』
 2010年 7月16日(金)  晴れのち雨
 私はいつも、「作業員じゃ駄目だよ」と話しています。人から何か言われて動くのではなく、お客様に喜んでもらうためには何をしたらいいかを考えて、しっかり実行していく。でも普通の店だと、上から何かやるべき指示がきて、作業としてそれをしなければならなくなる。その結果、店の人が始終、仏頂面をして働いているから、お客様も楽しくないのだと私は思うんです。・・・・・大久保恒夫(成城石井社長)
 2010年 7月 1日(木)  晴れのち小雨
 いまの社会は過保護すぎます。世の中には優しい人が多いので、「私、困っています。助けてください」と言ってきた人を助けないと罪悪感を抱くと思うんです。だけど、仮にそこで「大丈夫だよ、できることは何でもするよ」と言って助けたとしたら、たぶんその人はずーっと私が励まし続けて、エネルギーをあげないと動かない人間になってしまいます。
 「私は自分の足で立ち上がるから、ご飯の食べ方を教えてください」という人は大いに応援すべきだと思うけれど、「私、つらいんだから食べさせてよ」という人は、過保護にしすぎちゃいけないと思います。・・・・・和田裕美(ペリエ代表取締役)
 2010年 6月30日(水)  くもり
 商人のできることは、自ら指を立てて「この指とまれ」と呼びかけることだけ。その指に止まるかどうかは顧客が決めることだ。・・・・・松井道夫(松井証券社長)
 2010年 6月 7日(月)  晴れ
 ますます生産が大きくなったところで、人間が要らないものを次第に多く消費するなら、いったいそれが何の役に立とう・・・・・アレクシス・カレル(ノーベル医学賞)
 2010年 5月17日(月)  晴れ
 事業は尽きることのない永遠のものである。そのためには、日に新たに絶えず己を更新してゆかねばならない。・・・・・井村荒喜(元不二越社長)
 2010年 5月12日(水)  雨時々くもり
 人を育てる心持ちは、菊好きの人が菊を作るようにではなく、百姓が野菜を作るようにでなければなりません。菊づくりの好きな人は、花の姿が見事に整っている菊を育てて咲かせたく、自分の好みに合わない花は一本も残しません。百姓が野菜をつくる時は、その一本一株も大切にし、形が整っていなくても、それぞれを大事に育てて、すべて食用に供することができるようにするものです。・・・・・細井平洲(江戸中期の儒学者)
 2010年 5月 1日(土)  晴れ
 昔の木の実、今の大木、今の木の実、後世の大木なる事を、能々(よくよく)弁(わきま)えて大を羨(うらや)まず、小を恥じず、速やかならん事を欲せず、日夜怠らず勤むるを肝要とす。/「むかし蒔(ま)く木の実大木と成りにけり、今蒔く木の実後の大木ぞ」・・・・・・二宮尊徳
 2010年 4月21日(水)  雨のちくもり
 会社は自分の力で作っているのではなく、世間さまに作っていただいているのですよ・・・・・駒井健一郎(日立製作所元社長)
 2010年 4月 6日(火)  晴れ
 目の前のお客様との出会いは地球始まって以来の一刻一刻なんです。自分の人生がその一瞬に集約されているわけです。その縁を「有り難し」「ありがとさん」の思いで大事にしていったら、お客様や社員の表情も変わっていくと思います。・・・・・板橋興宗(御誕生寺住職)
 2010年 3月30日(火)  晴れ
 いつも喜んでいると、周りのみんなが何でもやってくれます。だから私は、運がいいというのはそういう素直さ、かわいがられる要素を持っているということが大事だと思います。・・・・・横内祐一郎(フジゲン会長)
 2010年 3月28日(日)  くもり
 弱さと悪と愚かさとは互いに関連している。けだし弱さとは一種の悪であって、弱き善人では駄目である。・・・・・森信三
 2010年 3月27日(土)  晴れ
 無理な人脈づくりは意味がない。まず自分自身を磨くことが大切。相手にメリットを与えることができなければ、相手からなにも得ることはできない。・・・・・渡邉美樹(ワタミグループ会長)
 2010年 3月 9日(火)  雪
 いま既にもらっているものに感謝の気持ちを抱けないと、次のものはもらえないんですよ。レストランに行っても、いま目の前にある食事に手もつけず、「次の食事をください」「次の皿を運んでください」と言ったら、「何だろう、この人」を思いますね。・・・・・和田裕美(ペリエ代表取締役)
 2010年 3月 2日(火)  くもりのち雨
 傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子を身につけるものだ。そして往々にこの鎖帷子が自分の肌を傷つけてしまう。・・・・・三島由紀夫
 2010年 2月22日(月)  晴れ
 一番とは一人のみ達し得るの座なり/一流とはすべての人の至り得るところなり【一番になるには、他との競争がつきものです。しかし、一流になるのに他との競争は必要ありません。一流は、過程を大事にする生き方です。】・・・・・毛涯章平(けがいしょうへい・元豊丘村教育委員長
 2010年 2月20日(土)  くもり
 3月3日の雛(ひな)節句から仲秋8月15日まで、江戸の人々はハマグリ、アサリを口にしない。それは、春から夏にかけてが、この貝類の産卵期にあたるからだ。現代では、食物に対する人間の、そうしたこころづかいが絶えて久しい。・・・・・・池波正太郎『剣客商売4巻』
 2010年 1月11日(月)  くもり時々晴れ
 『心にクエスチョンマークを持て』 人に注意をされた時には「なぜ注意されたのか?」と考える。商品が売れた時には「なぜ買っていただけたのか?」と考える。そうやって絶えず自分の頭で考えていかなければ仕事は進歩していきません。・・・・・中村四郎兵衛(扇四呉服店当主)

2009年度抜粋

 2009年12月12日(土)  雨
 人生は出会いがすべてで、出会った人を喜ばせることから道はひらけていくということを、いまつくづく実感しています。・・・・・中村文昭(クロフネカンパニー社長)
 2009年12月 3日(木)  くもり
 習慣・・・・・「習」は雛が何度も羽ばたきながら飛び方を練習するように繰り返しの大切さを説いた言葉で、「慣」は心を立てて貫くことを意味する・・・・・朱子『小学』
 2009年11月28日(土)  雨のち晴れ
 たまたま「朝(あした)に道を聞けば夕に死すとも可なり」という言葉を知って、朝から晩まで、それを愛好し、大事にし、十分に味わっている。ある日、急に悟りが開けたかのように過ぎ去ったはかない夢が消えた。すなわち、今までの愉快としていた事柄のいわれは、浮気虚渇(ふききょかつ=移り気で、虚勢を張った脅し)に過ぎないものであり、真心から愉快とする事柄ではないことを知った。(中略)そもそも、一時の浮気虚渇は、すなわち一日の過(あやま)ち、一日の過ちは、すなわち一日の過ちではなくて一生のわずらいである。まして、その一日だけのものではないでないか。これまでのことを振り返ってみて考えがここに至るごとに、いまだかつて無かったことだが、しょう然として背に汗を流し、熱に当たる思いがしないではいられない。・・・・・高杉晋作『述懐(じゅつかい)』
 2009年11月 6日(金)  晴れ
 どんな老舗でも、結局は一日一日の決断を積み重ねていくのが経営にほかならない。自らの力で永続してきたのではなく、「生かされてきた」ことに感謝する。その気持を大切にしていきたいです。・・・・・法師善五郎(世界最古の旅館、法師46代当主)
 2009年10月17日(土)  晴れ
 高名(こうみょう)の木登りといひし男、人を掟(おき)てて《人を指図して》高き木に登せて、梢を切らせしに、いと危く見えしほどは言う事もなくて、降(お)るる時に、軒(のき)長(たけ)ばかりに成りて、「あやまちすな。心して降りよ」と言葉をかけ侍(はんべ)りしを、「かばかりになりては、飛び降りるとも降りなん。如何にかく言ふぞ」と申し侍りしかば、「その事に候(そうら)ふ。目くるめき、枝危きほどは、己れが恐れ侍れば、申さず。あやまちは、安き所に成りて、必ず仕(つかまつ)る事に候ふ」と言ふ。【大事は軽く、小事は重く】・・・・・徒然草
 2009年 9月23日(水)  くもり時々雨
 (父が)新しい手ぬぐいで顔を洗ったら気持ええやろ。でも汚れて薄くなったからと言って、すぐに捨てたらあかん。折りたたんで縫えば、雑巾になる。その雑巾がボロボロになったら、干して機械の油ふきにすればいい。その油ふきは火にくべるとよく燃えるから、風呂を焚(た)く時に使えばいい。そこまで使い切って、やっとおしまいや。だから新品を下ろす時には、ほんまにいま、それを下ろさんとあかんのかをよぉく考えなさい。新品を下ろす時が『始まり』で、捨てる時が『終わり(末)』。だから『始末』と言うのや。この始末をしっかりするかせんかで、大きな違いが出てくる。・・・・・玉置辰次(半兵衛麩第11代当主)
 2009年 9月 7日(月)  晴れ
 一度生んだ子は、完全に育てる義務がある【日本では江戸時代から買い付けの店を定めて互いに信用を重ねてゆく慣わしがある。その気分をそっくりアメリカに持ち込んだのがトヨタの成功の原因】・・・・・豊田喜一郎(トヨタの基盤を築く)
 2009年 9月 1日(火)  晴れ
 不作為の悪(人間がおかす少なからぬ罪のうち、傷害殺人等の甚だしきを除けば、最も罪の重いのが不作為である。何もしないですねてひがんで時間をつぶす投げやりである。自分が何の活動もせずぐうたら寝そべっていれば、たちまち四方八方に伝染し、仕事を実直にこなす者を馬鹿にして見下す。働かなければ精神が内部から腐ってゆく。)・・・・・藤野忠次郎(三菱商事中興の祖)
 2009年 8月18日(火)  晴れ
 人は坂道を上る時、自然と頭を下げた謙虚な姿勢になります。これは人間としても、店の事業としても、成長している時だと思います。その逆に坂道を下る時、人はのけぞった姿勢になっています。つまり「この俺が店の主人や」と言って上体を反り返らせている時は、その人も、店の事業も下り坂にある時だと思います。いつの時代にあっても、「よろしくお願いします」「ありがとうございます」という謙虚な姿勢とお客様への感謝の気持ちを忘れず、さらなる味の追求を目指し、暖簾の継承に命を懸けていきたいと考えています。・・・・・・青山佳喜(元禄創業の「大市」第18代主人)
 2009年 8月 9日(日)  くもりのち雨
 現代の人間は生涯80年のうち、最初の20年間は親に扶養され、40年働いた後に、最後の20年間は社会に扶養される存在になっている。地球上に多くの生き物が存続してきたが、生涯の半分しか働かないで生きていけるのは、現代の人間だけである。・・・・・日経ビジネス(出典は分からないが、日経に載っていた印象的言葉)
 2009年 7月 7日(火)  くもり時々雨
 「もてなす」という言葉がございますが、私はこれを「もって、なす」と考えております。いま持っているものを生かすこと、実行に移すことです。・・・・・佐藤京子(夏瀬温泉「都わすれ」女将)
 2009年 7月 2日(木)
 成功の秘訣は次の二点です。まず「ヒーローを持つこと。今後自分がどの方向に進みたいかを、その人のビジョンを通して見ることができる」。もう一つは「自分に投資すること。自分こそが最大の財産なのです」・・・・・ウォーレン・バフェット(株式投資により世界一の富豪に)
 2009年 6月 4日(木)  くもり
 哲学と言ったら言い過ぎなんだろうけど、起っている事象の背景にあるものに対する洞察力、批判能力みたいなものが現代人には非常に弱くなっている。だから100億円で出した計算結果には100億円の価値があると思っちゃうんですね。・・・・・益川敏英(ノーベル物理学賞受賞)
 2009年 6月 1日(月)  晴れ
 僕は、いまの人たちは、大人しすぎると思っています。素直に怒り、素直に挑む人たちを増やさなければ、社会の購買構造は危ういところまで来ています。大人しい人たちは、「よりよく」をあきらめてしまうのです。よりよくをあきらめない「子人しい」人を増やしたいと思っています。(「子人しい」の面白い読み方を考えたいです。)・・・・・植松努(植松電気専務取締役)
 2009年 5月28日(木)  くもり
 「商いは飽きない。これが私の信条です。」 「一生懸命やっていれば仕事が仕事を教えてくれる。」・・・・・千葉ウメ(鎌倉鉢の木創業者)
 2009年 5月 4日(月)  晴れ
 神社仏閣は感謝をしに行く所でなければならないです。目が見えることがありがたい、耳が聞こえることがありがたい、話せることがありがたい、食べられることがありがたい、歩けることがありがたい。普段誰もが当たり前だと思っていることも、よく考えたら決して当たり前ではありません。私たちは日々無限の恩恵を受けて生かされていることに気づくべきです。・・・・・小林正観(心学研究家)
 2009年 4月18日(土)  晴れ
 不景気により消費活動が厳しくなる中、今は「より安く」という顧客満足度しかありません。しかし、企業が目指すべきは、「よりよい」の追求のはず。「よりよい」を求めなくなった社会は、恐ろしいです。人間を否定します。なぜなら、「よりよい」は、知恵と工夫を喜ぶ場所でしか成立しないからです。「知恵と工夫」を喜ばない社会は、人の存在を必要としません。現状を「まあ、しゃあないなあ」「世の中そういうもんだ」とあきらめたとき「知恵と工夫」の存在理由はなくなります。・・・・・植松努(植松電気専務取締役)
 2009年 4月17日(金)  くもり
 勉強を続けて物事を広く知るようになると、この人はすごいなとか、この実験はものすごく考えた末だなとか、思うじゃないですか。そして、自分もやってみたいと思う。そんな憧れが、私自身は原動力になりました。こんな仕事をしてみたい、あんな先生に私もなってみたい、とね。憧れが人を伸ばしてくれると思うんです。・・・・・益川敏英(ノーベル物理学賞受賞)
 2009年 3月 3日(火)  くもりのち雨
 私にとって過去最高のアドバイスは、父親からの「外側の得点より内側の方が大切。内側に満足すれば幸せな人生を送れる。外側の満足はいささかむなしい」という言葉です。外部に影響されず、自分自身の価値観に基づいた行動によってのみ人間は幸せになれるんです。・・・・・ウォーレン・バフェット(株式投資により世界一の富豪に)
 2009年 3月 1日(日)  晴れ
 「心配」という言葉があります。「心を配る」と書きます。普通、私たちが使う心配は心を痛めることで、心痛なのです。心痛は自分の心が痛むだけだからやめて、その代わり、できるだけ心を配りなさい。物を配る人はあるけれども心を配る人は少ないから、温かい心を配って心痛はやめなさい、文字通り心配しなさい。・・・・松原泰道
 2009年 2月26日(木)  晴れ
上甲 晃氏 (2月26日のロータリークラブでの講演)
・条件が揃えば私も「やる」という人達にかぎって、何もしない。「やる」という決断が、条件をそろえるのである。
・『志』の第一条件は、自分が将来にわたり見ることの出来ない結果に対し、本気になれるか?であり、第二の条件は、世のため人のために身銭(みぜに)を切れるかどうか?です。
・会社を発展させるには、何か特別な事や、人の出来ないことをやろうと経営者は考えるが、そんなことを考えていては何もできやしない。誰でもやっていることに対して、いかに他との差をつけるかが大切です。
 2009年 2月 2日(月)  晴れ
 人が死んだ後に残るものは、集めたものではない。与えたものである。・・・・・横内祐一郎(フジゲン会長)
 2009年 1月26日(月)  くもり
 大人は子供から尊敬されることが大事なのに、なんだか子供の機嫌をとってゴマをすって、カッコ悪い大人が増えましたね。・・・・・長田百合子(家庭教育再生機構理事長)
 2009年 1月24日(土)  雪
 「遠慮」という言葉も禅語です。遠慮というのは「遠い先のことを考える」「他人の身になって考える」という意味です。普段、私たちは遠慮と言いながら自分のことばかり考える。これは近慮(きんりょ)といったらいいでしょう。遠慮というのは相手の身になってみること。それからもう一つ、未来のこと、先々のことを考えるという意味があります。そういう時間的にも空間的にも、遠くのことを考えていくこと、それを遠慮と言います。・・・・・松原泰道
 2009年 1月16日(金)  くもり時々雪
 西洋人は働くことを苦役と考えました。労働は英語で「labor」と言いますが、語源は苦役です。しかし、日本の労働観はそうではなかった。働くことは「傍を楽」にすることであり、それが自らを高めていく道だと考えた。それが日本の労働精神でした。・・・・・渡部昇一(上智大学名誉教授)
 2009年 1月13日(火)  雪
 どんなに賢くっても、人間、自分の背中は見れないんだからね。・・・・・山本周五郎『さぶ』
 2009年 1月 5日(月)  くもり時々晴れ
 『人生・仕事の結果=情熱×能力×考え方』・・・・・・稲盛和夫(京セラ創業者)
 仕事、人生に成功するには情熱も能力も必要です。しかし、一番ベースになるのは考え方です。情熱も能力も0から100までだが、考え方にはマイナス100からプラス100まであります。つまり、いくら情熱、能力があっても、考え方がマイナスの人は情熱や能力が高いほど、結果は大きなマイナスになると言うことです。


2008年度抜粋

 2008年12月 3日(水)  晴れ
 中国には「屋根は晴れた日に作る」ということわざがあります。屋根は晴れた日にきちんと作っておくべきで、災難という雨が降りかかってきてからでは遅いのです。・・・・・馬雲(アリババ会長)
 2008年11月23日(日)  くもりのち雨
 世界でただ一人の私を、どんな自分に仕上げていくか、その責任者が私であり、皆さん一人ひとりです。・・・・・東井義雄(教育者)
 2008年11月22日(土)  晴れ
 言葉を大切にすることは人を大切にすることだと思っています。たった一文字にも人を大切にする思いを込めて詩作に励み、それによって自分の人生も潤していきたいですね。・・・・・栗木宏美(NPO法人 蕗の薹代表)
 2008年10月 7日(火)   くもり
 親を養う所以(ゆえん)を知れば、則ち自ら養う所以を知り、自ら養う所以を知れば、則ち人を養う所以を知る。【親の面倒をみなくてはならないわけ(情)がわかれば、自らの身を大切にしなくてはならないわけがわかる。自分の身を大切にするわけがわかれば、人を大切にしなくてはならないわけがわかる。】・・・・・佐藤一斎『言志四録』
 2008年 9月 2日(火)  晴れ
 機会は魚群と同じだ。はまったからといって網をつくろうとするのでは間に合わぬ。・・・・・岩崎弥太郎(三菱財閥の創設者)
 2008年 8月 1日(金)  晴れ
 自分が強くならないと人に優しくできないよ。・・・・・小野田寛郎(おのだひろお=元陸軍少尉)
 2008年 7月23日(水)  晴れ
 たまたま先日、「人間」の「間」という字を広辞苑に訊くと、説明の六番目あたりに「めぐりあわせ」とありました。これはとても大きな教えでした。人生というのはめぐりあわせの連続です。そう思えばね、起こることすべてがよき人生の機縁になるんじゃないでしょうか。・・・・・松原泰道
 2008年 7月13日(日)  くもり
『成功する人の行動形態十二ヶ条』(失敗例)・・・・・・樋口武男 大和ハウス工業会長「熱湯経営」
 一、人間的成長を求め続ける。(現状に甘え逃げる)
 二、自信と誇りを持つ。(愚痴っぽく言い訳ばかり)
 三、常に明確な目標を指向。(目標が漠然としている)
 四、他人の幸福に役立ちたい。(自分が傷つくことは回避)
 五、良い自己訓練を習慣化。(気まぐれで場当たり的)
 六、失敗も成功につなげる。(失敗を恐れて何もしない)
 七、今ここに一〇〇㌫全力投球。(どんどん先延ばしにする)
 八、自己投資を続ける。(途中で投げ出す)
 九、何事も信じ行動する。(不信感で行動できず)
 十、時間を有効に活用。(時間を主体的に創らない)
 十一、できる方法を考える。(できない理由が先に出る)
 十二、可能性に挑戦しつづける。(不可能だ無理だと考える)
 2008年 6月 9日(月)  晴れ
 努力を惜しんじゃいけませんね。努力と根気こそが人生を開く。そして人と人との出会いを大事にする。それがうまくマッチした時に、人生はいいほうに回転していくのではないでしょうか。・・・・・納谷幸喜(なやこうき・元横綱大鵬)
 2008年 6月 8日(日)  晴れ
 地球の生命の歴史は約40億年にもなる。先に生れた者が、生命のよりよい永続を願って、後に生れた者のために努力するのは、当然のことでしょう。・・・・・林 三雄(NPO法人親と教育の会 こどものその理事長・園長)
 2008年 5月17日(土)  晴れ
 僕は仕事柄、花の生産者のところによく足を運ぶんです。不思議なことに、いい花を育てている生産者はほとんど花の話をしないんです。「土を触れ」とか「土をなめろ」とか、もう土のことばっかり言う。そういう生産者はいい花を作るんです。言い換えれば、いい土壌を作れば企業は必ず成長する。・・・・・井上英明(パーク・コーポレーション社長)
 2008年 5月10日(土)  くもり
 九つまで満ち足りていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、人間はまずその不満を真っ先に口からだし、文句をいいつづけるものなのだ。自分を顧みてつくづくそう思う。なぜ私たちは不満を後まわしにし、感謝すべきことを先に言わないのだろう。・・・・・三浦綾子(作家)
 2008年 4月 6日(日)  晴れ
 この自然界は常に生き生きとしている。
 例えば鹿が足を悪くしたらその日のうちに食べられていなくなるというんですね。ライオンが走るのが遅くなったら一週間で死ぬ、タカは目が衰えると二日ぐらいでいなくなる。このように体が悪くなったり病気をしたりした動物はすぐに消えてしまうので、自然界は常に生き生きしている。野生動物は五十パーセントの余力を残して死ぬのです。
 ところが、動物園で飼われている動物たちは寿命ギリギリまで科学の力で生かされる。人間の世界も同様で、いままさに地球全体が丸い動物園みたいになっている。・・・・・中川志郎(元上野動物園園長)
 2008年 4月 4日(金)  晴れ
 かつての日本人は、自己の判断と責任において選び取っていました。他者の決めた基準に頼らないことから、偽られることもありませんでした。いまは他者の基準に頼りきっているため、偽られることも多くなりました。・・・・・鍵山秀三郎(イエローハット相談役)
 2008年 3月 7日(金)  くもり時々小雨
 人がわかろうがわかるまいが、結果がどうであろうと、全力を尽くすことが大事なんです。手を抜いてはいけない。楽をしようと思うと、自分のレベルがどんどん落ちていきます。・・・・・杉渕鉄良(板橋区立新河岸小学校教師)
 2008年 2月18日(月)  くもり時々雪
日々の行動で大切な四つ ・・・・・中村文昭(クロフネカンパニー社長)の人生の師 田端さん
 1.「ノーはなし」普通は、返事する前にいったん考えてしまうんです。でも、そこで考えることって、要は損か得かなんです。損得で返事を迷うんです。考えたらいけない。損得を考えずにすぐハイだ。まずは素直に受け入れ、やってみることです。 
 2.「頼まれごとは、試されごと」頼まれるということは、その人から試されているということだ。だから、頼んだ相手を驚かすくらいのことをやれ。徹夜してでも「おまえ、すごいな」と相手をビックリさせろと。 
 3.「できない理由を言わない」 何か大きなチャンスが巡ってきても、できない理由をあれこれ並べて逃げる。やって駄目ならやり直せばいい。 
 4.「いまできることは山ほどある」だから、「そのうち」という言葉を吐いて先送りするな。いますぐやれ。
 2008年 2月 8日(金)  くもり時々雪
 ほめることは大切です。だが、もっと大切なことは、ほめることが出てくるように、ほめる種を播いていくことです。【例えば、子供に掃除をさせ、そして誉める等】・・・・・大村はま(元中学校教師)
 2008年 1月27日(日) 晴れ
 人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さじ)を愛さなければならぬ。人生を幸福にするためには、日常の瑣事に苦しまなければならぬ。【日常の九割が瑣事(風呂に入る、掃除する、食事する等)です。この瑣事を工夫して上手になることが必要】・・・・・芥川龍之介
 2008年 1月20日(日) くもり
 唱道(しょうどう)の人多けれど、行道(こうどう)の人少なし。【立派な事をいう人は、世の中にたくさんいます。しかし「言っていること」と「行っていること」が一致している人は少ない】・・・・・達磨大師

2007年度抜粋

 2007年12月27日(木)  晴れ
 今年は、娘が東京から帰ってこなかったためなのか、クリスマスにケーキも食べずに、知らないうちに過ぎてしまっている。子供の有難味が身にしみる。しかし、今日バスで帰ってくる予定・・・・・

 正当な商売で儲かっているところはみんな事業を通じて社会貢献ができているんですよ。トヨタ自動車が儲かっているのは、お客さんが「トヨタの車はいい」と思って買うからであって、トヨタのために買うんじゃないんだ。だからやっぱり徳なんですよ。会社と言うのはお客さんに対して徳を積んでいるから存在できるのである。・・・・・竹田和平(竹田製菓会長)
 2007年12月24日(月)  くもり
 遠洋の漁場に出ようと決めると、風が起き、帆がざわめき、波が立ってくる。だが、まだ覚悟が決まらない船には風が起きんのよ・・・・・沖縄の漁師
 2007年11月30日(金)  晴れ
 高いハードルを設けて、そこに到達する方法を考え抜くこと。これが会社や個人の成長につながる。目標を作ってそこを目指さない限り、到達できないし、目標がない限り衰退すると思いますね。・・・・・柳井正(ファーストリテイリング会長)
 2007年11月28日(水)  晴れ
 なぜ日本は減点主義かというと、そうでない場合は評価する人に高い能力が求められるからだと思います。能力がない人でも評価できるのが減点主義です。失敗した事は誰でも分かるし、その人を叩くのは簡単ですから。
 でも加点主義というのは能力を見出さないといけない。だから評価する人に能力が求められるのです。・・・・・堀場 厚(堀場製作所社長)
 2007年10月26日(金)  雨
 チャンスはいっぱい降っています。しかし、傘をさしていては気づく事もできないし、流れていくだけです。傘をほっかり、自分の手を差し伸べなければ、チャンスをつかむ事はできません。・・・・・山口千尋(手作りの靴職人)

傘・・・・・いろいろな庇護の下で安穏と過ごしていると、チャンスさえもつかむ事が出来ない現代人に、叱咤を与えている言葉と捉えます。
 2007年10月22日(月)  晴れ
 楽しい顔をした人の後しか、あなたも、私も、ついていきたくはないですよね。・・・・・内田樹(たつる,神戸女学院大学文学部教授)
 2007年 9月22日(土)  晴れ
 「不可能ですよ」と言われると、「やる気がないだけでしょう」と言い返す。・・・・・島正博(島精機設立)
 2007年 9月11日(火)  晴れ
 必要なものはスピードです。速く走れば間違っていた時に引き返してまたやり直すことができる。のんびりしていたら、間違いに気づいても、そのまま終わるしかありません。そして何より「止めないこと」です。途中で止めるから挫折になるのであってね、成功するまで続ければ挫折にならないのです。・・・・・鰐淵(わにぶち)美恵子(銀座テーラー社長)
 2007年 8月20日(月)  晴れ
 気づいていても何もやらなければそれは無力。何年たっても何も始まらないし、何も変わらない。でも、微力ながらでも続けていれば、理解者も出てきて少しずつ広がって、やがて大きな力になると思うんです。・・・・・てんつくマン(映画監督・路上詩人)
 2007年 8月13日(月)  晴れ
 (若い学生が「先生のような彫刻家になるコツは何ですか」と問われて)コツは確かにあると言えばある。あるかもしれないが、それはいま君に話しても多分わからない。コツはただ、コツコツコツコツやることだ。・・・・・佐藤忠良(彫刻家)
 2007年 7月25日(水)  くもりのち雨
 走る速度が速くなれば当然抵抗も強くなります。でも、その抵抗に怯(おび)えていたら走れない。やっぱり守るべきものがある時は走るべきだと思うし、そこを恐れて自分の志を失う人間でいたくはありません。・・・・・義家弘介(著書ヤンキー母校に生きる・内閣官房教育再生会議担当室長)
 2007年 7月17日(火)  雨
 人の心はパラシュートのようなものだ。開かなければ使えない・・・・・オズボーン
 2007年 6月28日(木)  くもり
セールスで結果を出す人と出せない人との違いは、お客様の立場に立ったセールスか、自分の立場に立ったセールスかの違いです。・・・・・周小異(しゅうしょうい)日本生命で「優秀セールスパーソン」の肩書を得る。
 2007年 6月23日(土)  晴れ
 誰もがそれぞれ一偏の本になるような人生を築きながら生きているんだから、謙虚に人と付き合わないといけない、ということを常に自分に言い聞かせながら仕事をしてきました。・・・・・牛尾治朗(ウシオ電機会長)
 2007年 6月15日(金)  晴れ
 人間の信頼は結局、最後の点では、あの人は色々な問題はあるけれど、こういうことは絶対にしないという点にあるんでしょうな。何かを積極的にする、出来るじゃなくて、これをしない、あれをしないといった信頼感、これが基礎です。・・・・・山本七平
 2007年 5月 6日(日)  雨
 問題や課題を引き出しの中にしまい込まず、まな板の上に載せて全部見えるようにすれば、それだけで解決までの半分から7割程度までは終わったも同然です。隠した状態では、分からないですから。白日の下にさらした瞬間に、みんなで考えようという動きが始まります。・・・・・渡辺捷昭(かつあ=トヨタ自動車社長)
 2007年 4月29日(日)  とてもいい天気
 「生きているあいだは、いきいきとしていなさい」これはゲーテの言葉のなかで、もっとも好きな言葉だが、仏教渡来以前の日本人は、本当に明るくいきいきと生きていたであろうと思う。わたしはそういう人が好きである。(中略)もう一つ好きな言葉を挙げておこう。「いつかはゴールに達するというような歩き方ではだめだ。一歩一歩がゴールであり、一歩一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない」・・・・・坂村真民(詩人)
 2007年 3月12日(月)  雨時々雪
 期限が限られている中で山に登ろうと思うと、人はなるべく高くまで登ろうとするものです。ところが、一生涯登り続けなければならないとしたら、「いまを楽しんで生きる」という行動体系に変わるんです。時には山の斜面に出て空を眺めたり、時には昼寝をしたりして、ゆっくり登っていけばいいと考えるようになる。そうすると逆に、今の瞬間に集中できるわけです。・・・・・吉岡秀人(国際医療奉仕団ジャパンハート代表)
 2007年 3月 1日(木)  晴れ
(幅広い好奇心を持つに至ったきっかけは?との問いに)私は、富山県出身です。立山連峰に代表される自然が、好奇心のようなものを引き出してくれたのではないかと思います。人間の力ではいかんともし難い摂理や不思議さに触れ、「なぜそうなるんだろう」と考える。それが都会のような人工物だらけの環境だと、それは人間が作ったものだから理解できちゃう。あるいは、「これだけ人間が知恵を働かせているんだから、すべて分かっている」と思ってしまいがちです。・・・・・田中耕一(富山県生まれ・ノーベル賞受賞)
 2007年 2月16日(金)  晴れ
 今日は、呉羽高校PTAの役員会で、午後3時30分から出席。以前この日記でも紹介したが、『ある人に魚を一匹与えれば、その人は一日食える。魚の取り方を教えれば、その人は一生を通して食える・・・・・中国の格言』を実感。最近の親は、魚を与えてばかりいて、魚の取り方を教えてはいない。自分自身も、反省しきりである。

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは馬鹿馬鹿しい。重大に扱わなければ危険である。・・・・・芥川龍之介
 2007年 2月10日(土)  くもり時々雨
 万人がみずからの幸福を望んでいる。しかし、技術的に一つとなった今日の世界では、自分の幸福を望んでも、他人の幸福を望む心と一つにならないかぎり、それはなんの役にも立たない。・・・・・バーランド・ラッセル
 2007年 1月 8日(月)  曇り時々雨
 優秀という字は優れて秀でると書く。知識に秀でる、技術に秀でる。それも大事やけど、一番大事なのは優しさに秀でることである。優という字は憂える人のそばに人が寄り添うという字なのです。・・・・・門川大作(京都市教育長)
 2007年 1月 2日(火)  くもり
 いじめというのは、いじめるほうは何の益もない。だが、いじめられるほうはそのいじめをバネにして人間として成長していくことができるんです。大切なのは、いじめを成長のバネにする強さを身につけることです。いじめがいけないと教えることはもちろん必要ですが、同時にいじめを跳ね返す強さを身につけさせることがより大切だと思います。・・・・・松原泰道(たいどう=龍源寺前住職)

2006年度抜粋

 2006年 12月31日(日) 晴れ
 ビジネスで「いつでもできる」というのは最も危険な考え方です。人は「いつでもできる」と言われると、頭の中で勝手に「今やらなくていい」と置き換えてしまいます。そうやって今できる仕事を後回しにすれば、スピードが遅くなるのは当たり前です。・・・・・吉越浩一郎(トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長)
 2006年 11月17日(金)  くもり
 人間の病気でも同じこと、会社経営、家庭経済でも同じである。何でも早いうちに、邪魔になるものを取り除かねばならぬ。人間万事、即時即効。小さな事でも、ちゃんとケジメを付けよ。・・・・・松永安左ヱ門(明治期 電力の鬼・自分の好きな経営者の一人)
 2006年 10月13日(金)  晴れ
 「さいわい」にも幸と福と二字ある。学問的にいうと、「幸」というのは幸いの原因が自分の中にない、偶然的な、他より与えられたにすぎない幸いを幸という。たまたまいい家庭に生まれたとか、思いがけなくうまいめぐり合わせにぶつかったとかいう、これは幸。これは当てにならない。
 そうではなくて原因を自己の中に有する、即ち自分の苦心、自分の努力によって勝ち得たる幸いを「福」という。福という字がそれをよく表しておる。示偏(しめすへん)というのは神さまのことだ。示というのは上から光がさしている、神の光、叡智(えいち)の光を表す。旁(つくり)は「収穫を積み重ねた」という文字だ。農家でいうならば俵(たわら)を積み上げるという文字。神の前に蓄積されたるものが「福」である。・・・・・安岡正篤
 2006年 10月12日(木)  晴れ
「人間は死ぬまで夢を持て!その夢が叶(かな)わなくても、しょせん夢だから」・・・・・佐賀のがばいばあちゃん(島田洋七の祖母)
 2006年 9月16日(土)  晴れ
 「君、樽の上からすくって飲むやつは、たとえ一升飲まれても、三升飲まれても大したことはない。怖いのは樽の底から一滴でも漏れることだ。そいつをよく注意してください」(大きく使われたとしても、それは怖くない。怖いのは日常の締りのない家計なのだ)・・・・・岩崎弥太郎(大三菱の基礎を作る)
 2006年 8月25日(金)  晴れ
 お茶を飲んだり昼飯を一人で食べたりするときに、店の人が自分の言動や態度をどう見るか、隣り合わせた人が自分をどう見るか、必ず何らかの反応が相手に表われるから、それを絶えず感じ取る、その訓練が勘をよくするし、気ばたらきをよくするんだよ。結局、気ばたらきというのは「相手の立場に立って自分を見つめること」です。・・・・・池波正太郎『新 私の歳月』
 2006年 7月 2日(日) 雨のちくもり
 人間はひまわりと同じだと思うんですよ。太陽に当たれば当たるほど輝く。そして、輝いている人を見ると希望がわくでしょう。そういう人がいたから、戦後の日本はここまで来たんだと思うんですね。・・・・・海田悠(写真家)
 2006年 6月24日(土) 晴れ
 躾(しつけ)という字はまことにうまく出来ている。身体を美しくする、体をきれいにする、人間の在り方・生き方・動き方を美しくするという、これは躾だ。美しくするということは、つまり良くするということである。食事でも作法というものは、自然なもので、非常に美しい。つまり、道徳とか躾というものは、人間の生活、人間の在り様、人間の動き方というものをいかに自然にするか、いかに真実にするかということである。つまり、子供を躾けるということは、子供を叱ったり強制したりすることではなく、父母の在り方が、自然にお手本になるという事であります。・・・・・安岡正篤
 2006年 5月18日(木) 曇り
 私たちは時間だけが平等です。あとは全部不平等なんです。一日二四時間をどのように使うか、どのような環境を与えるかによって人間の生き方は違ってくるんです。・・・・・小山昭雄(湘南やまゆり学園理事長)
 2006年 5月17日(水) 晴れのち雨
「鏡は絶対先に笑わない。」
「贈れば笑顔のお返しがあるひと言がある。ありがとうとごめんねだ。」・・・・・金平敬之助
 2006年 4月15日(土) くもり
 友情のつとめを果たすためには、何斗もの塩を舐めねばならない【友として長く交友を結んで行くためには大変な努力が必要である。その覚悟がなければ、いつまでたっても生涯の親友などできはしない。】・・・・・ギリシャのことわざ
 2006年 4月 8日(土) 雨
 労働は神聖なもので、決して無駄になったり骨折り損になったりするような安っぽいものではない。正直な労働であれば、枯れもせず、腐りもせず、天が預かってくれる。天に貸しておけば決して貸倒れにならぬ・・・・・森村市左衛門(森村組創業)
 2006年 3月 4日(土) 晴れ
 ご縁を拡げられる人は相手の立場に立てる人である。【昭和53年当時、札幌にある百貨店・松阪屋さんの中に松下電器のショールームがありました。そのショールームが撤退するとき、次に使用する人の事を考え、破損箇所の修理はもとより、清掃まできっちりとした心のこもったものであったとの報告を担当者から受け、松下電器さんの日頃の社員指導による社風の表れと非常に感銘を受けました。そこで早速、その気持を手紙に綴り、松下幸之助さんに出したところ、次のようなお手紙をいただきました。「当然のことをごく自然に行っただけにもかかわらず、お褒めの言葉をいただき、ありがとうございました。そんなことがご多忙を続けておられるあなた様のお耳にまで入るということは、経営において最も大切な、社内における円滑な意思疎通が立派に行なわれていることの証だと思います。それが今日の御社を築き上げられたのだと感じ入っています。お手紙は、わが社の社長をはじめ経営幹部にも見せまして、経営強化の貴重な教材に活用させていただく所存です」・・・・・伊藤雅俊(イトーヨーカドー名誉会長)
 2006年 3月 3日(金) 雪のちくもり
 夢があるというのは確かに素晴らしい。ならば夢のないやつはどうすればいいか。とにかく目の前の人を喜ばせることを考えればいい。それを一生懸命続けていけば、おのずと自分の役割にたどり着くんだ。・・・・・中村文昭(クロフネカンパニー社長)の人生の師田端さん
 2006年 2月27日(月) くもり
 (山岡鉄舟と清水次郎長とのやりとり)鉄舟が次郎長に「お前は随分と子分をもっているけれど、そのうち何人がお前のために体を張ってくれるかね」ときくと、「残念ながら一人もおりません」と答えた。鉄舟が怪訝な顔をすると、次郎長はいった。「しかし、わしでしたら、子分どものために何時でも命を投げ出す覚悟ができておりやす」
 2006年 1月25日(水) くもり
『家庭を滅ぼす人。』  島津源蔵(島津製作所初代)・・・・田中耕一(ノーベル賞受賞 富山県人)さんで、有名に。
1.自分の一家と国家との繋がりを知らぬ人。
2.両親及び兄弟を敬はず夫婦和合せぬ人。
3.身分相応を忘れるひと。
4.毎日不平を言うて暮らす人。
5.相互扶助を知らぬ人。
6.嘘を言いわがままを平気でする人。
7.不用の物を買いたがり無駄事に多くの時間をつぶす人。
8.夜更かし朝寝をし実力を養成しない人。
9.失敗したとき勇気を失う人。
10.非礼なことを平気でする人。
11.今日積む徳が明日の出世の因(もと)となることを知らぬ人。
12.先輩を軽んじ後輩に親切を尽くさぬ人。
13.他人の悪口を言い争いを好む人。
14.秩序を守らぬ人。
15.今日一日の無事を感謝せぬ人。
 2006年 1月13日(金) くもり
 あまりにも簡単に物をポンポン捨てる時代に、それを止めるのは貧しさを知っている年寄りしかいません。無駄だと思っても語り続けていたら、若い世代が老いた時に、気づいてくれるのではないでしょうか。肝心なことをきちんと伝えるということ。些細(ささい)なことかもしれませんが、これが僕にとっての報恩の基本です。・・・・・佐川美代太郎(日本漫画家協会常務理事)

2005年度抜粋

 2005年12月27日(火) 雪
 「傅家賃」(家訓)・・・・・安岡正篤
1、 わが幸福は祖先の遺恵、子孫の禍福は我が平生の所行にあること、己に現代の諸学にも明らかなり
2、 平生・己を省み、過ちを改め、事理を正し、恩義を厚くすべし。百薬も一心の安きに如かず。
3、 良からぬ習慣になれるべからず。人生は習慣の織物と心得べし。
4、 成功は常に苦心の日にあり。敗事は多く得意の時によることを覚るべし。
5、 事の前にありては怠惰、事に当たっては粗忽、これ百事ならざるゆえんなり。天才も要するに勤勉のみ。
6、 用意周到なれば機に臨んで惑ふ事無し。信心積善すれば変に遭うて恐るることなし。
7、 不振の精神・退廃せる生活の上には、何ものをも建設するあたはず。永久の計は一念の微にあり。 
  
 2005年11月20日(日) 晴れ
 人は不正直なのが一番いけない。青年にとって一番貴いのは正直な態度である。「正直」とは自らも他人も欺かないことだ。他人を欺かないのは簡単だが、自分を欺かないのは一番難しい・・・・・井原隆一(経営評論家)
 2005年10月26日(水) 晴れ
 すべて真実で美しいものには、つねに、いっさいをゆるすという、大らかなものがあふれている・・・・・ドストエフスキー
 2005年10月24日(月) 晴れ
 聞いてあげるということは、自分の時間をその人に渡すということです。相手のために時間を使えた時には、相手に優しくなれるわけです。そう考えると、生きていることはまさに時間であり、生き物は何がつくってきたのかといったら38億年の時間がつくったといえると思います。その時間を捨象する社会をつくるのは恐ろしいことです。・・・・・中村桂子(JT生命誌研究館館長)
 2005年 9月18日(日)晴れ
 もし成功に秘訣があるとすれば、他人の立場を理解し、他人の立場から物事をみる能力を持つことである・・・・・市村清(リコー創業者)
 2005年 9月17日(土)晴れ
 「人間の幸福は、自由の中に存在するのではなく、義務の甘受の中に存在するのだ」(義務を遠ざけるのではなく、自ら積極的に引き受けることで、逆に限りない自由が与えられて幸せになる。)・・・・・サン・テグジュペリ
 2005年 8月26日(金) 晴れ
 本当に幸せになる人は、どのようにして奉仕するかを探し求め、そしてそれを発見した人だけだ・・・・・アルバート・シュバイツァー
 2005年 8月20日(土) 晴れのち雨
 経済という言葉は、経世済民の略だ。つまり乱れた世の中をととのえ、苦しんでいる民を救うという意味だ。したがって、経済というのは単なる銭勘定だけではない。そこに、はっきりと人道が据えららている。・・・・・横井小楠
 2005年 7月17日(日) 晴れ
 食欲なくして食べることが健康に害あるごとく、欲望をともわぬ勉強は記憶をそこない、記憶したことを保存しない・・・・・レオナルド・ダヴィンチ
 2005年 6月28日(火) 雨
 「随処に主となれば、立つところ皆真(みなしん)なり」・・・・・臨済録 (自分のいる場所がどんなところであれ、その場その場で決して自分の主体性を失わないならば、その立っている場所がすべて真の世界なんだ。)
 2005年 5月 25日(水) 晴れ
 「新」という字は、語源的には、木を斤(き)ルという事から出た。木の切り口のなまなましさをあらわします。切ったばかりの木の切り口は、樹液にぬれて、吸い込んでみると、命がよみがえるような香気を放っています。杉の木は杉の木でありつつ、一面、代謝からみて昨日の杉の木ではなく、日に新たなりというのが、生命の常態なのである。新たでない生命などはありえず、その平凡な事実を知るときに、精神が奮い立つ。要するに新とは生命のことなのである。・・・・・司馬遼太郎
 2005年 4月30日(土) 晴れ
 良い芸術品とは、シンプルにメッセージが伝わってくるものだ。ビジネスでも同じだ。メッセージを端的に伝えることが、顧客の獲得につながる。余計なモノをそぎ落として、単純化していく作業は感性を磨くうえで重要な要素になる。・・・・・藤巻幸夫(福助社長)
 2005年 3月22日(火) くもりのち雨
 世の中は因果応報です。人に与えたものが返ってくるんです。だから自分が楽しみたかったら人のために働けばいい。そういうことでしか楽しめないように、人間はできているんです。働くとは他を楽にさせる【他楽(はたらく)】ことだといいます。他を楽しませると自分に楽しい事が返ってくる。仕事の本質はそれです。・・・・・竹田和平(竹田製菓会長)
 2005年 2月 6日(日) くもり
世の中は鏡・・・・・こちらが笑えばむこうも笑い、こちらが怒ればむこうも怒る。     平澤 興
 2005年 1月16日(日) くもり
 出世の道は信用を得ることである。第一の条件は正直でなければならぬ。あの人には気を許すことができないと言われるようでは信用は得られぬ。第二の条件は礼儀を知っていることである。粗暴な言辞、荒っぽい動作では、これまた信用は得られない。第三の条件は物事を迅速、正確に処理する能力があるかどうかである。頼まれた仕事を催促されるようでは、やはり信用が得られない・・・・・小林一三(阪急・東宝グループ創業者)

2004年度抜粋

 2004年12月2日(木) 晴れ 
 問題は時間にあるのではなく、あなた自身にあるのです。太陽になりなさい。そしたらみんながあなたを仰ぎ見るでしょう・・・・・ドストエフスキー
 2004年11月29日(月) くもり
私たちは偉大なことはできません。偉大な愛で小さなことをするだけです。」「人生は、ひとつの責任。人生をまっとうしなさい。」・・・・・マザー・テレサ
 2004年10月18日(月) 晴れ
会議の5原則・・・・・土光敏夫(元経団連会長・元石川島重工社長)

1.会議では論争せよ。会議は報告や説明の場ではない。資料として、事前に配っておけばよい。会議は議論の場であり、対立を恐れてはならぬ。
2.会議は真剣勝負の場である。一対一の立合いであり、一人で出よ。助太刀を求めてはならぬ。
3.会議では全員発言せよ。参加者はみな対等である。肩書きの上下など気にするな。遠慮は無用。全員発言すべきで、発言せざる者は、参加の資格なし。

4.会議は一時間単位でやれ。会議の効果と時間の長さは、何の関係もない。肝心要の急所を押さえれば、そんなに時間はかかるはずがない。幹部が職場のイスを長くあけるのは罪悪だ。
5.会議は立ったままやれ。会議の要諦は、気軽にやることだ。立ったままでも会議はやれる。
 2004年 9月13日(月) 晴れ
 「蟹は甲羅に似せて穴を掘り、人は心ほどの世を経る」(人間も同じように自分の体験を通して作った器でしか、他者の苦しみや悲しみの本質を推し量ることはできない)・・・仏教出典
 一隅(いちぐう)を照らす、此れスナワち国宝なり(一人ひとりが、たとえ小さくとも一隅を照らす生き方を貫くことによって、全体が輝き始め、世の中はよくなっていく。)・・・・・伝教大師最澄
 2004年 8月31日(火) 雨(台風の影響)のち晴れ
 愛と感謝で物を見る時は、この世には、美しい物だらけである。・・・・・武者小路実篤
 2004年7月31日(土) 晴れ
 人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ。生まれつき臆病な人もいる。弱い性格の人もいる。メソメソした心の持ち主もいる。けれどもね、そんな弱い、臆病な男が自分の弱さを背負いながら一生懸命美しく生きようとするのは立派だよ・・・・・遠藤周作
 2004年 6月20日(日) 晴れ(とても蒸し暑い一日)
 お湯から上がってきた気持ち、これが君子の気持ちである。一日湯に入らぬと、もう垢がたまる。塵がつもる。これと同じに、心も一日磨く事を怠ると、直ぐに垢がつき、久しく放って置くと、苔が生えるようになる。・・・・・西郷隆盛
 2004年5月4日(火) 
 私たちは、自分がやってしまった事柄については、ほとんど後悔の念を感じない。辛い気持ちになるのは、たいてい自分がやらなかった事のせいである。となれば、答えはあきらかである。とにかくやることだ。現在に対する理解を深め、人生の一瞬一瞬をとらえて味わうのだ。現在という時を大切にせよ。だらだらと無為な過ごし方をしていたら、今、この一瞬は永遠に失われてしまうのである。・・・・・「自分のための人生」ダイアー著
 2004年4月26日(月) 晴れ
 「お前たちは、よく、いろいろ世話をしているとか、人のためにつくしているとか言うが、一番大事なことは、その人が最も欲しているものを与える事なのだ。」・・・・・鮎川義介(日産グループ創始者)
 2004年3月18日(木) 小雪のちくもり
「人の顔色は、いわば家の門口のようなものだ。広く人に交わって自由に客を招き寄せるには、まず門口を開放して、玄関を掃除し、ともかくも人を来やすくさせることが肝要であろう。人に交わるのに、顔色を和らげようともせず、かえって偽善者の風を学んで、わざとむずかしい顔つきを見せるのは、家の入口に骸骨(がいこつ)をぶら下げ、門の前に棺おけをすえつけるようなものだ」・・・・・福沢諭吉(学問のすすめ)
 2004年2月21日(土) 晴れ
 自分の仕事だけ一生懸命やっている者は六割しか評価しません。それだけではなく、別の課の仕事だとか、課と課の隙間の仕事、つまり業際間の仕事に対しても建設的に、積極的にアドバイスしたり参画できるかどうか。これを一生懸命やって九十点。残りの十点は何かというと、心配りです。相手の立場を十分理解して仕事をやる能力です。・・・・・前田勝之助(東レ会長)
 2004年1月15日(木)
 昨日の、松本みゆさんの詩に関するコメント(2)。
私の大好きな故森信三先生の日常常に心がけねばならない行動として、下記の3点を挙げておられます。
 1.朝の挨拶、人より先に(見返りを求めないで)
 2.笑顔(「笑顔があれば、自分が変わる。笑顔があれば、相手は変わる。笑顔があれば、運命は変わる。」)
 3.腰骨を立てる
つい忘れがちになることですが、昨日の詩を聞き、あらためて実行していない自分に気づく。反省。
 2004年1月14日(水)
◇平成16年歌会始に、最年少で選ばれた、松本みゆさんの詩が大変心に残る。
   『彼と手をつなげることが幸せで いつも私が先に手のばす』
とてもほほえましい詩で、特に「いつも私が先に手をのばす」というところがぐっと来る。何事にもよらず、自ら先に手を伸ばすことの重要さが身に沁みる。
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